食事の楽しさを味わって貰うひと工夫

ヘルパーが行う仕事内容のひとつとして、生活援助サービスがあります。
生活援助で行う食事の準備では、利用者さんが楽に食事をできるよう工夫することが大切です。食べ物を飲み込みやすいように、食材を柔らかく煮たり、きざみ食やミキサー食にしたりすることが認められています。なお、調理に専門性を必要とする減塩食などは、身体介護サービスのひとつであるとされており、ヘルパーも行うことができる仕事です。

加齢に伴う歯の喪失や、入れ歯が合わない、あるいは破損などで口腔内に問題があると、噛む機能は低下します。噛まなくては飲み込めない肉などの食品や、食物繊維を多く含む野菜を食べることが減り、栄養が偏ってしまいます。栄養が偏ると健康を害する可能性があるので、気をつけなくてはいけません。

しかし、高齢者さんの食事だからといって、全てを一律に柔らかくしたり、小さくしたりするのはあまりよくないでしょう。飲みこむ力があるのであれば、噛む力に合わせてある程度固さのある食材を取り入れつつ、しっかりと噛んで食べられるように調理します。噛める力が少しでもあるのであれば、それを鍛える意味でも、ある程度固さのある食事を出すことが大切なのです。

食材にあった下処理と調理を行うことで、食べやすさは向上します。食べにくいから食べないのではなく、いろいろな食材や料理を食べられるようする工夫が必要なのです。それと同時に、料理の見映えが悪くならないように注意します。
ベストな柔らかさは、利用者さんに話を聞いて調整します。義歯を使用しているならやや柔らかく、歯が無くて歯茎で食べるのであれば舌でつぶせる固さを目安にすると良いでしょう。加えて、とろみをつけるなどして、誤嚥のリスクに配慮します。
あまり柔らかくしすぎると、食感が無くなり、見た目も損なわれてしまいます。美味しさが感じられなくなると食欲もわきませんから、食べられる範囲で噛みごたえのある料理を出すのが良いでしょう。

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